昭和40年代国鉄の近代化・合理化により、全国の蒸気機関車が廃止される中、昭和48年10月には、山口線からもSLが姿を消すことになりました。その後、多くのSLファンや地元市町村を中心にSL復活への気運が高まり、当時の国鉄総裁の大英断で昭和54年8月1日、山口線にSLが復活することになりました。現在、「貴婦人」の愛称で親しまれる「C571」は、山頭火が愛した「小郡」を出発し、「湯田温泉」、大内文化の香り漂う「山口」、四季折々の情緒を楽しめる「長門峡」、山陰の小京都「津和野」までの62.9kmを約2時間かけて、多くの人の夢を乗せて走ります。この写真は昭和54年頃撮影されたもので、SLの動輪をつなぐシャフトが曲線を描いているのは、この撮影がスリットカメラで行われた証拠であると言えます。残念ながら牽引している12系客車を含め少し伸び気味の画像のとなっています。

SL C-57「やまぐち号」牽引12系客車:プリントのサイズ(1510mm×62mm)
スハフ12 22・オハ12 102・オハ12 145・オハ12 83・オハ12 12・オハフ13 17・C57 1→

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