大阪ほんわかテレビの取材を受けました。


 平成22613(日曜)はスリットカメラで撮影しているところをビデオ収録される日でした。前日は翌日のことを考えて早めに寝ましたが、5時前に目が覚めると寝付けないため起きてしまいました。4時間ぐらいは眠れたと思います。撮影場所は埼玉県の東武伊勢崎線の東武動物公園駅と姫宮駅の間の姫宮寄りの川の土手を選びました。大阪のテレビ局なので大阪で放映されることから東武線では知名度が低いため関西のほうに出向いて撮影してほしい依頼もありましたが、慣れた場所であることが一番だと思い、また、ここだと周りが田んぼで見晴らしが良いため通過する電車をかなり遠くから確認できるので撮影には最適と考え決めました。撮影当日は当初曇りだったものが、だんだん晴れてきて日焼けするぐらいの日差しになりました。この写真は1週間前に念のため撮影地を訪れた際に撮影したものです。
 写真の左側が幅10mぐらいの川で土手になっています。右方向に踏切らしきものが見えますが、実はこの先数百メートル先に立体交差ができたのでこの踏み切りはその後廃止されています。そのため通行止めになっているこの踏切の道路の途中ににテレビ局の車を止めました。



 上の写真は撮影場所のもので左手の白い看板の右側にカメラを向けました。この場所は短い鉄橋があるため柵は低くなっていますが、道床に積まれた砂利が邪魔をして写真の矢印の場所にカメラを向けました。この部分が砂利の間からレールが見えている部分で、このようにしないと車輪の一部に砂利が写りこんでしまい車輪の一部が写らないことになります。
 これをさらに拡大したのが(2)の写真です。砂利の間からレールが良く見える箇所です。このような撮影上の注意点を説明しましたが、この辺は見事にカットされました。



 この場所では撮影中、野次馬が集まることなどありませんでしたが、撮影中にテレビ局の車が置いてあるところに知らない車がやってきて、人が降りてきてテレビ局の車の周りをうろうろしている人がいたので、ディレクターさんが心配になってしばらく皆で見ていました。撮影場所から車の置いてある場所まで田んぼを挟んで100mぐらい距離があります。私はここはよく電車を撮影に来る人がいる旨話しましたが、農家の人ではないかという人もいました。しばらくするといつの間にかその人がカメラを構えて電車を撮っていました。ディレクターさんもようやくほっとしたようです。
 この後に、リポーターさんが実際東武線の各駅停車に乗車して電車の窓越しにポーズをしているところを撮影することになりました。ところがこの撮影をはじめたところ1回目では明らかに電車のスピードが遅いのです。1週間前に撮影して間違いなく成功しているので、これは意外でした。さらに2回目でも同じ結果だったので、ディレクターさんが困った様子でどうするか聞いてきましたが、さらに3回目をお願いしてようやく所定の結果を得ました。カウンターの数字から適正値は「10」ですが第1回目と2日目は「1415」だったので3回目は「11」なのでほっとしました。実は撮影後にリポータさんから聞いたのですが、撮影直前に福島で地震があったため、電車が一時徐行していたことが判明しました。ただ3回目はうまく行ったと思ったのですが、現像後の画像は予想したものと少し異なりフィルムスピードが増したことで少しボケてしまったのが残念でした。



 大阪ほんわかテレビでの放映は20(日曜)の午後10時半から1時間ほどの番組内で放送されました。関東地方では一切見ることはできません。1週間ぐらいしてテレビ局から放送を録画したDVDが送られてきました。自分の写っている番組を見るのは随分と恥ずかしい思いでした。1時間の番組の中で5分間位に編集されていましたが、大体こんなもんだそうです。丸半日テレビ局の人と行動を共にして貴重な経験をしたと思っております。