真冬の早朝の撮影 寝台特急北陸と急行能登


2010/3/12()

  312日をもって寝台特急北陸と489系急行能登が廃止となるため、廃止の日が近づくにつれ両列車が注目を浴びております。2年前北陸を2ヶ月間毎週撮影に行きましたが、そのときは56月で早朝といっても既に5時過ぎから明るい日差しがありました。そこで311日の早朝に早起きして撮影に出かけたのですが、出かけた5時過ぎはまだ空は大体真っ暗で東の空がようやく夜明けを感じさせる程度の明るさでした。地元を通過する急行能登が551分、北陸が68分ごろの通過予定でした。6時前にカメラをセットするのですが、線路が暗くてピントが合わせられません。何とかやまかんであわせましたが、さらに問題がありました。この早朝は天気予報では気温が東京が3度とのことでこの地元もほぼ零度に近い寒さでした。そのためフィルムを取り出しセットしたのですが、フィルムをパトローネから引き出すときなんとも重い感じなのです。寒さでフィルムが硬くなっているせいかパトローネからフィルムを引き出すのにいつも以上に抵抗がある感じした。ということはモーターでフィルムを巻くときも負荷が大となるわけで案の定、能登の撮影では回転不足となりました。そこで北陸のときはさらにフィルムスピードを早めるためにコントローラのダイアルを最大にしたのですが、フィルムスピードは限界でそれ以上あがりませんでした。昨日家でテストしたときは室温18度程度ですが異常なくまた電池も新しいものと交換したばかりなので問題ないはずでした。真夏の太陽の下で装置が壊れないか心配しながら撮影したこともありましたが、真冬の早朝の零度近い寒さの中での撮影がこんなに難しいとは思いませんでした。

---
 追記 ---
 312日の早朝に上り能登、北陸のラストランということで再度撮影に挑戦しましたが、寝坊して能登には間に合わなかったのと北陸も撮影に失敗しました。原因としてフィルム、コントローラー、電池が考えられますが、カメラやコントローラーを製作して10年前後経っているのでそろそろ総点検しなければならないと思っています。最後の北陸の撮影には失敗しましたが、このまま帰るのも悔しいのでレンズキャップをはめて何度か試写したところ適正なスピードに戻ったのでその後あけぼのを撮影したところ成功したようなのでまたHPにアップします。
 家に帰ってテレビをつけたところ8チャンネルの「めざましどようび」という番組で、能登・北陸の撮り鉄の話題でスリット写真のこともふれていましたがご覧になった方はいらっしゃいますか。あとでわかったのですが、13(土)の拙稿HPの7時台のアクセスが急増していました。この番組の影響と思われますが、番組中では当写真館のことは一切ふれられていないのにアクセスが急増したのは、拙稿HPをご存知の方がアクセスしてこられたのだと思います。