今回も前回ご紹介した寝台特急北陸号の画像に続いて、あけぼの号の画像を新しいフラットベットスキャナでスキャンしましたので、その内容をご紹介します。新しいスキャナを導入した経緯等については、前回アップした北陸号の画像の下を流れるテロップ又はトップページからの拙稿ブログをご覧ください。まず同じ画像サイズでスキャンした場合には明らかに新しいスキャナのほうが鮮明でした。古いスキャナは手動でピント合わせをしますが、新しいスキャナはピント合わせは不要です。あけぼの号のメニューのうち下から2番目の画像(古いスキャナ使用)と、そのひとつ下の今回新しいスキャナを使用したこの画像を比較してください。先頭の機関車について見ても新しいスキャナでスキャンした画像のほうがかなり鮮明ではっきり差があります。北陸号でも述べた横線のゆらぎについても新しいスキャナのほうが非常に少なくなっているのがわかります。横線のうち架線や線路は列車の通過で上下することがあっても、背景の建物などの線は本来ゆれるものではありません。古いスキャナで全部の線がゆれたのはスキャンするときの技術的な問題でしたが、新しいスキャナではこのようなゆれは起こり難くなっています。画像の濃度や色調整についても新しいスキャナでは自動でやってくれますが、古いスキャナでは露光不足のときは濃くなるよう調整していました。ただ新しいスキャナでも問題がない訳ではありません。最大6コマ程度の横長の画像を重複気味にスキャンするのですが、何と画像を横につなげるときに完全に横の線がつながらない場合があるのです。フィルムは3cm前後の幅ですが、細長い読み取り範囲の左右でわずかですがドットずれを起こしているのです。これを防ぐにはフィルムを等間隔に移動させる必要があることがわかりました。平成21年4月、川口駅北側にて撮影