スリットカメラで撮影した側面方向幕についての話題



 スリットカメラで鉄道車両の側面を撮影すると当然方向幕が写りますが、今まで撮影した中での面白い現象についてご紹介します。最近は方向幕にもLED表示のものが増えていますが、LED表示の車両は走行中一定の速度に達すると消えてしまうものが多いのですが、京浜東北線209500番台の車両は走行中に消えることはありません。例えば10両編成の車両で側面方向幕は「快速 大船」と「京浜東北線」の表示を交互に同時に繰り返すことになります。ところが、スリットカメラで撮影すると先頭車両から最後尾の車両まで10秒ほど時間差があるため、この「快速 大船」と「京浜東北線」の表示が同時に見られるのです。つまり1,5,6,7号車が「京浜東北線」、2,3,48,9,10号車が「快速 大船」の表示になっています。小さくて見にくいかもしれませんが、以下のURLでご覧になれます。
http://www.railway-slitcamera.com/homepage/Script3/mk-jr20950013Dsuperpano-slide.htm

 次に電動式方向幕の例として183系特急水上号の画像をご紹介します。1号車から6号車までの側面方向幕では行き先の水上が大きく表示されていますが、その左側に上段が「特急」、下段に特急名「水上」が表示されていますが、5号車だけこれが「新雪」になっています。これも小さくて読みにくいかもしれませんが、以下のURLでご覧になれます。
http://www.railway-slitcamera.com/homepage/Script2/mk-jr18313Dsuperpano-slide.htm