画像に現れた濃い帯のような線の原因について

以前にこのブログで東武線の車両を撮影に行ったとき、撮影した画像の床下機器部に横に帯状の線が現れた件について、原因はスリットカメラの撮影するスリットの範囲に線路脇の障害物が一部写り込んだためと説明していましたが、その後、川口のいつもの撮影現場で撮影した作品にも同様の横線が入っていることに気づき、再度原因について調べたところ新たな原因が分かりましたのでご説明申し上げます。
 まず、撮影した画像に横に現れた帯状の線とは以下のようなものです。この東武200系の画像で床下機器に濃い帯のような横線が入っているのが見えると思いますが、これが問題の線です。

さてこの原因ですが調べたところカメラのスリット部に付着したごみであることが分かりました。以前、スリット部を黒い塗料で塗り直しときに細いごみが付着して塗料とともに乾いてしまってフィルムが動いても取れない状態が続いていたようです。ごみの付着状態は図のようで細い紙のけばのような線がスリットの開口部に斜めに付着していたため、この部分がフィルム上に帯線となって写ったようです。

















←黒い帯線











 フィルム上では画像が逆さに写るためごみの位置も上のほうで一致しました。図ではなく実物をデジカメで撮影してアップしようとしましたが、ごみが小さくて写真では良く分からなかったため説明のための図を作成しました。