線 名 山手線 区 間  品川〜田端 路線距離 20.6Km
読み方 やまのてせん 駅 数 17 1駅当り平均距離 1.2Km
   
 「まあるい緑の山手線、真中通るは・・・」のコマーシャルソングで歌われているように山手線は環状線です。でも関東では山手線は「やまのてせん」と呼び、関西のように「かんじょうせん」とは呼びません。また、正式な山手線の区間は、品川に始まり渋谷、新宿、池袋を回って田端までの区間です。田端から東京までは東北線、品川から東京までは東海道線です。そういう意味では環状線とは言えないかもしれません。上の表は正式区間のデータとなっておりますが、このシステムでは実際に運行されている区間で路線データを製作しております。
 昔は山手線のことを「やまてせん」とも呼んでいましたが、昭和46年に正式名称として「やまのてせん」と呼ばれるようになりました。山手線は環状線であることから一般的な列車の進行方向を示す「上り」「下り」の替わりに「内回り」、「外回り」という呼び方をします。山手線の2つの線路を同心円と見た場合、その内側の円が内回り、外側の円が外回りです。このシステムでは、前者を(内)、後者を(外)で表示しています。山手線の車両は、現在11両固定編成ですが、環状線の中心から見て時計と逆周りで順に1〜11号車まで付番されています。
 山手線の車両については、戦後使われていた73系の車両が昭和38年までに101系に置き換えられましたが、昭和44年頃までにはすべて103系化されました。その後、昭和60年頃から写真の205系が導入されはじめ、昭和63年には103系が205系に全車入れ替わりました。平成3年12月には、それまで10両編成だった山手線に6扉車が全編成に1両追加され11両編成の運転が開始されました。さて、今年から従来の205系に替わってE231系500番台の新型山手線車輌が投入されることになっていて、4月頃から順次運転が開始されるようです。
 平成13年10月に東京都屋外広告物条例施行規則が改正されたことを受けて、JR東日本は12月に山手線で「東京ミレナリオ」の車体広告を実施することになりました。車体側面広告は山手線の車輌のうち8編成において実施され、各車輌の車輌側面下部に「TOKYO MILLENARIO 2001−2002」の文字が貼られています。
 205系の山手線の10号車には6扉車が連結され、午前10時から座席が使用できますが、その車両の室内には写真の液晶テレビが十数台つけられ、終日、文字放送が放映されています。