京王電鉄9000系は、平成13年1月に従来の6000系車両の置き換え用として登場し、特急から各駅停車まで幅広く運用されています。その車体は軽量ステンレス製ですが、側面が7000系のようなひだ状の板ではなくフラットなので、非常にすっきりした外見になっています。先頭形状は鋼製ですが、将来の地下鉄乗入れに対応するため前面貫通形となり、またそのデザインは昔の5000系のイメージを取り入れたと言われています。9000系は電気的に7000系とは相性が悪いらしく、主に6000系と併結して運用されています。平成17年までは地下鉄には乗り入れていませんが、平成18年9月のダイヤ改正時から地下鉄乗入対応車の登場により本格的に都営地下鉄に乗り入れるようになりました。平成18年1月、京王相模原線、稲城-若葉台で撮影