![]() |
| 都営地下鉄10-000(いちまん)形電車は、都営新宿線の通勤型電車です。当初試作車が昭和46年に都営三田線に登場しましたが、昭和53年の都営新宿線の開業により量産が開始され、平成9年までに8両編成28本が製造されました。試作車を含む昭和54年までに製造されたセミステンレス車両については、平成16年から18年にかけて順次新型車両の10−300形に置き換えられる予定で、現在一部で廃車が進んでいます。編成は6M2Tで電動車はチョッパ制御を採用しており、前面の独特な風貌は現在でもあまり古さを感じさせません。この写真は、稲城駅を発車してまもなくのところで撮影していますが、この撮影場所は左に向かって緩やかな上り坂です。スリットカメラを水準器を使用して三脚に水平に設置しただけで、このような坂を上る列車を撮影すると、列車側面が前かがみにすべて傾いて写ってしまいますが、そのような場合にはカメラの傾きを坂の傾きにあわせて調整する必要があります。平成17年12月、京王相模線稲城駅付近にて撮影 |