冬の時期ならば5時でもう真っ暗ですが、6月には夏至の日があるように日が陰るのが最も遅いこの時期ならではということで、前回の北斗星1号に続いて下りカシオペア号を撮影しました。北斗星1号は上野駅を16時50分に出発しますが、カシオペアは、それより30分早い16時20分に出発します。客室側は西日の反対で日陰になりますが、撮影当日は午後から雲も出てきたので逆光でも十分に明るい写真が撮れました。「カシオペア号」には幾種類もの客室があります。カシオペアスイート(展望室)は、1号車の車端部に位置する1部屋のみの客室で、構造は平屋でベッドのほかに展望部分にリビングスペースがあります。スリット写真では小さくてよくわからないかもしれませんが、最後尾のカシオペアスイートの展望室でワイングラスを傾けて展望を楽しまれている乗客の方が写っていて驚きました。同様に2号車の車端部にはカシオペアデラックスという平屋の客室があります。1、2号車に3部屋ずつあるカシオペアスイート(メゾネットタイプ)は、1階が寝室、2階がリビングスペースとなっています。3号車はダイニングカー(食堂車)です。食堂は2階部分にあり、朝食・パブ・ディナーの営業を行っています。今まで何回かカシオペア号を撮影しておりますが、今回もそうですが営業準備中のためかよく食堂車の全てのカーテンが閉められていることが多いように思えます。また、4号車にはカシオペアコンパートと呼ばれる車椅子を必要とする利用者とその同伴者用に平屋の客室が1部屋あります。カシオペアツイン(車端室タイプ)は、4~6号車にそれぞれ1部屋、7~11号車にはそれぞれ2部屋あり、いずれも平屋構造です。カシオペアツイン(車端室タイプを除く)は一番数の多いタイプの客室で4~11号車にそれぞれ8部屋ずつあり、構造は2階建てで、平屋の通路から階段を使ってそれぞれの部屋に入れます。最後尾の12号車はラウンジカーと呼ばれソファーが用意され、乗客はいつでも眺望などを楽しむために利用できます。平成19年6月、 川口駅北側陸橋付近にて撮影