185系はリゾート特急とその運用の合間には普通列車にも使用することを前提に設計された車輌で昭和56年に登場しました。当時横浜駅で東海道線に乗車しようとしていたとき、いきなり登場したばかりの185系がホームに進入してきて、戸惑っていたところ「この電車は特急用車輌ですが普通車として定期券でもそのままご乗車になれます。」という駅ホームのアナウンスを聞いて得した気分で乗った覚えがあります。さて東北線では185系200番台が昭和57年6月より大宮駅まで暫定開業した東北・上越新幹線の上野駅までのアクセス用に「新幹線リレー号」として使用されました。昭和60年3月には新幹線の上野開業でその任務を終えましたが、その後185系200番台は一部は「踊り子」用に、残りは新特急の名のもとに「あかぎ、谷川、草津」などで使用されるようになりました。その側面塗装には写真のように上毛三山をモチーフとした白い車体に赤・グレー・黄色のブロックパターンを配するとともに、「EXPRESS185」のロゴを標記しています。平成27年3月以降、上野東京ラインが開通してからは東海道線と宇都宮線、高崎線の直通運転が始まりました。その影響もあってかこのブロックパターンの側面塗装車も東海道線の踊り子用の斜めストライプ塗装に変更が進められているようです。平成16年1月、川口駅北川陸橋付近にて撮影、特急「あかぎ4号」