![]() |
| ガソリン、灯油などの石油製品は、臨海部の製油所から内陸部の油槽所へ専用列車で運ばれ、一旦油槽所の大型タンクに貯蔵され、その後タンクローリーなどでガソリンスタンドなどに出荷されます。この流通ルートの中で製油所から油槽所への輸送を担うのが、40t以上の大型タンク車を長編成に連ねた石油専用列車で、タンカー列車とも呼ばれています。従来このタンカー列車の主役は、タキ43000で、昭和42年に登場して以来500両以上が製造され、ガソリン専用タンク貨車として全国各地で活躍してきました。このスリット写真はJR武蔵野線で撮影したもので、写真の中で多く見られるブルーの貨車が日本オイルターミナル鰍フタンク車で、黒い貨車が昭和49年から登場した日本石油輸送鰍フ所有のものです。最近は日本石油輸送鰍フタンク車でも緑とライトグレーのツートンカラーの貨車が登場しています。また、編成の一部には平成5年から登場した新形式の大型タンク車、タキ1000も見ることができます。これらのタンク車を見ているうちに、同形式の貨車でも車体側面を詳細に見比べると、車体の一部にちょっとした違いを見つけることができ、見ていて飽きない感じです。平成17年1月8日、東浦和付近にて撮影 |