女性専用車は、首都圏では京王電鉄が平成12年12月から深夜の一部下り列車の最後部を試験的に女性専用車両として導入したのが始まりです。その後、平成13年7月から埼京線でも深夜の下り電車に限り女性専用車輌が導入されるようになりました。埼京線はこの当時首都圏で「痴漢ワーストワン」とされる話題の路線であったことから、平成17年4月4日から平日の埼京線・りんかい線「上り」の川越−新木場間の列車で、朝の7時半から9時40分まで新宿を発着する全ての列車に女性専用車を設けることになりました。女性専用車は新宿寄りの先頭車1両で、側面の窓に女性専用車のステッカーが張ってあります。編成の中にはこの女性専用車の側面だけに女性をターゲットとした車体広告をしている車輌もあります。このスリット写真は土曜日午後に撮影したものなので先頭車は女性専用とはなってりません。平成17年からは首都圏の私鉄や地下鉄でも朝の通勤時間帯に女性専用車を導入するところが多くなりました。また、編成のうち2号車、3号車は山手線で使用されていた205系の6扉車を山手線の新型車導入により埼京線に配置転換したもので、山手線で使われていた液晶モニターは取り外されています。平成17年7月、新大久保−高田馬場間で撮影