「あけぼの」は、1970年に東北・奥羽本線経由の寝台特急として誕生しました。客車は交直両用のEF81形が牽引し、東北本線、高崎線、上越線、信越本線、羽越本線、奥羽本線経由で上野-青森間を結んでいます。以前は東北線で福島から奥羽線を経由していましたが、山形新幹線、秋田新幹線の開通と共に経路を変えて現在の姿となっています。写真のあけぼの号は平成17年に撮影したもので、この頃のあけぼの号は繁忙期にはB寝台4両を加えた24系12両編成で運転されていました。あけぼの号には平成14年末に廃止された寝台特急「はくつる」と同様に、寝台券不要のゴロンとシート1両、レディースゴロンとシート1両が連結されています。平成14年1月から「ゴロンとシート」のサービスを開始したもので、同年10月からは女性専用の「レディースゴロンとシート」のサービスも始めました。なお、ゴロンとシートはB寝台の上下2段のいずれかのベッドを利用できるものですが、毛布、シーツ、枕、浴衣、スリッパなどのサービスがありません。平成17年11月、川口駅北側にて撮影