JRの幹線で貨物列車を撮影する場合、長編成だとコンテナを20両前後も牽引する列車が多いので、36枚撮りのフィルムでは画像を画面一杯に撮影しようとすると、どうしても15両前後でフィルムが途切れてしまい、1編成丸々撮影できません。そこで1編成の貨物列車を全部撮影するために撮影する車体を2/3程度の大きさに小さめになるように工夫して撮影しております。また、横長の長編成列車画像を作成するときにも、横の長さが最大で16000ピクセル程度に収まる様に作成しています。これはこの制限を越えた画像を作成し自動横スクロールさせようとすると、ブラウザに画像が表示されないトラブルとなったからです。このように従来から貨物列車については自動横スクロール画像が小さいため迫力のないものが多かったように思えます。そこで今回、スクロール画像を大きくするために最初から10両程度の比較的短い貨物列車を対象にして撮影してみました。その対象となった貨物列車は毎日午後4時前にやってくる新潟ターミナル発の10両前後の編成です。この貨物列車は通常JR貨物色塗装のEF65形電気機関車が牽引しています。また、コンテナも100系コンテナのうち102/103、106と50000形も組まれています。さらにコキ106には産業廃棄物などを運搬するためのUM12Aという専用のコンテナも搭載されています。従来の画像だと貨車の形式番号を読み取るのが精一杯でしたが、大きくなった画像ではより細かい貨車のディティールを楽しむことができると思いますが、いかがでしょうか。また、撮影したスリットカメラは最近撮影を開始した6号機を使用しております。5号機に比べまだ縦の縞模様が淡く残っておりますが、状態は以前よりも改善されております。平成23年4月撮影 川口駅付近 |