臨時運行されている北斗星は8月22日の札幌発上野行きの上り列車が最終列車となりますが、最終日などは確実に撮影できる可能性が低いので、川口の撮影地がマンション工事やJRの保線車両の出入りが無いと思われる8月9日の日曜日に上下の列車を撮影することにしました。日曜日の撮影はこれが最後のチャンスでした。しかしながら、朝の上り列車8006レの撮影の準備中、あと5分程度で列車がやってくる時刻になんと日曜日にもかかわらず、保線の工事用の車が2台作業員を乗せてやってきてしまいました。撮影のため三脚は線路に面した長いゲートの中ほどに設置しておりますが、工事用の車両がゲート内に入るために三脚がふさいでいる道を開けなければなりません。ゲートの鍵をはずしてゲートが開く間に、カメラの付いた三脚を慎重に退け車を2台通した後に、再度ゲートが閉められましたが、即座に三脚を元の位置に立て直しましたが、ファインダーをのぞくと当初設定した位置とだいぶずれていましたが、何とか調整して撮影できる位置に戻しました。この作業は北斗星がいつやってきてもおかしくない時間でしたのでかなりあせりました。また、ゲート内に入った保線作業の車が北斗星が来る方向の視界を遮っていたので先頭の機関車の走行音をたよりにシャッターを切りました。8月に入っても猛暑が続いていますが、この日は朝方は雲が多かったため痛いほどの強い日差しを受けないで済んだのが、幸いでした。