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201系電車は、103系電車に代わるサイリスタを使用した電機子チョッパ制御による初の省エネ電車として、昭和54年に中央快速線に登場し、昭和60年まで合計1018両が製造されました。JR東日本では10両固定編成と6両基本編成・4両付属編成で組まれている10両編成・6両編成・4両編成の4種類の編成があり、各編成を分けて運用することで、通勤形車両であるにもかかわらず多彩な行き先の長距離運用でも使用されていました。写真の編成は6両と4両の連結編成でPS24という菱形のパンタグラフをつけています。201系は登場から25年以上経過しており、長距離にわたる高速運転や日中も走行する運用が多いことから走行キロが伸び、老朽化が進んでいました。そのため、JR東日本では2005年10月4日に2006年12月から中央快速線に新型通勤車両のE233系を投入して、201系を置き換えることを発表しました。そして平成22年10月には中央線の201系の最後の編成のさよなら運転が行われました。「中央快速」高尾行き、平成18年11月、豊田―八王子間にて撮影 |